黒ルリグとして最初に登場したルリグタイプで、いわゆる「インフェクテッド組」に分類されるが他の4体(タマ、花代、ピルルク、緑子)よりやや遅れて実装された。基本的には黒ルリグだが、ビギニングセレクターでは無色のレベル5ルリグが登場している。
構築済みデッキはブラックデザイアとその改良版のspec selector[浦添伊緒奈]、BLACK DESIRE -movie ver.-、ブラックコンフレーション(グズ子とのWデッキ)、ブラックウリス(キーセレクションの対応デッキ)の4.5種と全ルリグタイプの中でもかなり多い方である。
ルリグ自体の得意戦術はトラッシュの枚数増加とシグニのパワー低下。また一部にライフクロスの枚数を増やす効果があるのが特徴。
限定条件付きのシグニやスペル、アーツには「スーサイド(自殺的)」ながら強烈な効果が多く、それらで強引に戦局を支配して勝つ流れとなる。
限定条件付きのシグニは主に悪魔で構成されている。最初期から登場しているタマ、花代、ピルルク、緑子はいずれも登場時からメインクラスとサブクラスのシグニがあったのに対し、ウリスはやや遅れて実装された関係もあるのか登場時から一貫してサブクラスを持たず悪魔一筋であった。
2019年4月発売のブラックウリスおよびオルタナティブからキーセレクションにも登場。こちらは黒の龍獣を使用する。従来のようなシグニのパワー低下に加え、部分的ながらランデス(エナの破壊)も行えるようになった。
カード名はレベル0のものを除いて《〇〇の閻魔 ウリス》という形で統一されている。
「〇〇」に入る単語は主に仏教における地獄の階層の名前や、それに関係する言葉が多いが、ブラックコンフレーション以降の収録カードにはその限りでないものも多い。
★は準限定(ウリス以外でも使えるが、ウリスが使用した場合に特有の効果やコスト軽減がある)カード。
担当声優は今となっては悪役声優として名高い釘宮理恵。第一期から劇場版までの映像作品全てに登場する。
特に劇場版『selector destructed WIXOSS』では「真の主役」といってもよい扱いを受けており、ここでようやく公開された設定も多い。
infected―ネタバレ注意 |
spread―ネタバレ注意 |
destructed―ネタバレ注意 |
本人は登場していないが、言動や性格が類似する里見紅という男性が登場する。
その類似性からかつては里見とウリスが同一人物である、あるいはウリスが『Lostorage』シリーズそのものの黒幕であるといった説も囁かれていた。
実際は『Lostorage』シリーズにおいてウリスが直接登場することはなく、前述の説についても里見が生まれながらのルリグであると明かされた事、『Lostorage』シリーズのラスボスである夢限が登場した事でいずれもほぼ否定されている。