タロット †
チェインドセレクターで新たに登場したシークレットの1種。
通常のルリグカードと比較して、「ルリグ」「リミット」「グロウ」の文字が英語表記になっている、ルリグタイプが右下の丸いアイコン内に表示されるといったデザインの違いがある。
タロットの概要 †
ルリグをタロットカードの大アルカナ22枚(「正義」が8番・「力」が11番なので、ウェイト版でなくマルセイユ版準拠)に対応させた仕様のレベル0で、通常のシークレットや???とは別枠の「WXyy-TRzz」のカード番号(大アルカナの番号とは異なる)が付与される。
ハイティとフタセはタロットのレベル0がTCG上のルリグタイプとしての初出であり、ブランクカードを別にすれば現時点で唯一のカードとなっている。
Lostorageシリーズではタロットに代わりルリグ人狼やカレンダー、野球カード、ビジネスマナーカードなどのレベル0が登場しているが、ウムルとタウィルは特殊な立ち位置のためタロットとルリグ人狼の両方に登場している。
- 日本では20世紀初頭にイギリスで作られ英語圏で広く普及したウェイト版タロット(「力」が8番・「正義」が11番)が主に占いで使用されているが、フランスを始めヨーロッパ大陸では16世紀に現在の形となったマルセイユ版タロットが主にゲーム用として使用されている。
マルセイユ版は15世紀半ばに地中海沿岸でカードゲームとして成立したものが18世紀頃に神秘主義と結び付き、その解釈を巡る議論から「正義」と「力」の番号入れ替え(8⇄11)を始めとする大胆な改変を伴ったウェイト版が生まれた経緯がある。そのため、WIXOSSではカードゲームとしての流れを重視してマルセイユ版の配列を採用している……のかも知れない。
- 占いに使用する場合は正位置と逆位置(上下が転倒した状態)で大きく意味が変わるので、カードを裏向きにした状態ではどちらかわからないように裏面の模様が上下対象(シンメトリー)になっているのが普通である。しかし、WIXOSSの白カードはタイトルロゴがデザインされているので上下対象になっておらず、占いで使用するには難がある。飽くまでコレクションとして割り切るべきであろう。
- サクシードセレクターで大アルカナ22枚が出揃ったかと思いきや、悪魔(15番)が重複して2枚となっている。
タロットルリグの一覧 †
- 順序は大アルカナ(マルセイユ版)を優先。愚者に番号(0番)が与えられている、カード名にフランス語でなく英語を用いているなど、マルセイユ版でなくウェイト版に近い要素もある。
※ユヅキのルリグタイプはタロットに限り漢字で「遊月」と表記されており、カード名の読みも「ユヅキ」でなく「ユズキ」になっている。
関連ページ †