そのルーツは、白い部屋の少女・繭が孤独の中で生み出した空想のともだち「白の少女・シロ」。
繭の中では「白の少女は良い少女」という設定が出来上がっており、片割れのクロよりも寵愛されているが、同時に離反を恐れられ、長らく閉じ込められていた。
第1期『selector infected WIXOSS』では第1話より登場。主人公・小湊るう子と共に『infected』の「もう一人の主役」として活躍する。
るう子が兄・歩から貰ったスターターデッキに入っていたカードで、当初は記憶を失い、「にゃあ」などといった声しか出せなかったこととから、祖母・ハツが飼っていた猫の名前を与えられた。
植村一衣との対戦を経てるう子が夢限少女に近づいたことから“進化”し、意思疎通が図れる程度に言葉を話せるようになっていく。
当初はバトルを純粋に楽しむ戦闘狂だったが、夢幻少女の真実を知ったことで戦いを終わらせようとするるう子の意思を酌み、彼女の「願い」を叶えようとする。
しかし「るう子をルリグにしたくない」思いから土壇場でその願いを拒否し、るう子の元から姿を消してしまう。
第2期『selector spread WIXOSS』では第3話より再登場。繭の忠告に反してるう子との再会を強く望み、繭によって浦添伊緒奈の体を得たウリスの元へ送り込まれた。
第7・8話では遂にるう子と戦うことになり、イオナの言葉によって記憶を取り戻すが、ウリスに無理やり黒いレベル5へグロウさせられ、イオナを叩きのめしてしまう。
第10話では「ウリスの体を得てるう子と人間の友達になる」ことを考えるが、「悪い姿ではどうせるう子に見つけてもらえない」「元々カードの自分が人間になればあぶれる子が出てくる」と思い直し、ウリスの勝利後も入れ替わりを拒否。肉体を得ず、自分はカードであり続けることで「カードから少女達を開放する」るう子の願いを実行に移していくつもりだったが、激昂した繭に再び捕えられてしまう。
最終話では繭をセレクターに指名したウリスとの決戦に挑むるう子とユキの元に駆け付け、ユキと融合。「マユ」へとグロウする。
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