【ハナレ】 †
パワーマイナス能力を持った毒牙のシグニを利用するハナレのデッキ。
耐性を持たないシグニに対して高い除去力を発揮できる。
また、黒の中でもエナの補充手段が豊富なのも特徴で、《救済の冥者 ハナレ》の高いグロウコストや強力だがコストが重いアーツも支払いやすい。
ハナレ自身は長らく直接的な強化は途切れていたが、《インサイダー・サルベージ》の登場で毎ターンのハンデス&シグニのトラッシュ送りのコンボが開発され、メインフェイズ中の除去及びハンデスに弱い【カーニバル】への有効な対抗デッキとして注目されるようになった。
- レベル4
- 《救済の冥者 ハナレ》
グロウコストが4で、レベル4の能力持ちルリグでありながらリミット12を持つ特殊なルリグ。
メインフェイズ開始時に、トラッシュのレベル3以下の毒牙のシグニを一時的にリアニメイトする常時能力を持つ。
リアニメイトした毒牙はターン終了時にトラッシュに置かれてしまうので、主に《ドライ=アグリピナ》のような「起動能力でトラッシュに置かれるとパワーマイナスを行う毒牙」を場に出し、メインフェイズ中に使い捨ててしまう使い方がオーソドックスである。
エクシード1は《フィア=ダイオ姫》の能力と相性が良い。
盤面が開いてしまった緊急時にはエクシード3を使用し、デッキトップ3枚の中から毒牙のシグニを好きな数展開することがもできる。
- レベル3
- 《傀儡の冥者 ハナレ》
出現時能力で、相手のシグニ1体のパワーを自分の場にある毒牙の数×−5000できる。
毒牙が二体以上残っていれば、レベル3帯のだいたいのシグニは除去できる。
除去されるなどして自分の場に毒牙が一体もなければ能力も無駄となってしまうため、意外に能力の発動は難しい。
しかし、対戦相手がこの能力を恐れて自分の毒牙を全てバニッシュしてくれれば、エナゾーンの増加というアドバンテージが得られる、という考え方もできる。
- 《炎竜毒蛇》
パワーマイナス、バニッシュ、トラッシュからのシグニ回収など、黒と赤の特性を併せ持った汎用アーツ。
特筆すべきはアサシン、ランサー、ダブルクラッシュのいずれかを持つシグニを全てバニッシュできる3番目のモード。
このデッキが最も苦手とする《幻獣 ソウリュウ》を含んだランサー軍団を一瞬で全滅させられるのは大きい。
赤エナを二つ捻出するのが若干難しく、トラッシュに送られる毒牙と相性の良い《羅石 アクアマリン》や溜まったエナを吹き飛ばすための《烈情の割裂》など、シナジーのある赤のカードを少数でも採用しておきたい。
- レベル4
- 《フィア=パトラ》
ハナレ限定のレベル4シグニ。
パワーマイナスを行うとマイナスした分だけパワーがプラスされ、起動能力で自身のパワーを-20000することで対戦相手のシグニ1体と手札1枚をトラッシュ送りにできる。
黒でありながらハンデスを行える珍しいシグニ。
除去対象は対戦相手の選択となるので、まずは相手シグニ2体をパワーマイナスで除去してから、本当に倒したい本命をトラッシュ送りにするのが定石。
レベル4にグロウ後の《ドライ=アグリピナ》の起動能力で-8000することでちょうどパワーが20000となるため相性が良い。
《インサイダー・サルベージ》で毎ターン回収が可能。
- 《フィア=ネロザラン》
対戦相手のアタックフェイズ時、トラッシュに置かれることでシグニ2体のパワーを-10000する。対戦相手がレベル4である場合、10000のパワーマイナスでは除去できるラインに達しないので若干心もとない。
しかし、レベル4のハナレのリミットは12なので、このシグニを複数展開することが可能。パワーマイナスを重ねがけすることによって甚大な被害をもたらすことができる。
- 《バッド・メディスン》
蘇生スペル。
同クラスが3体並んでいれば、黒のシグニを2体まで回収可能。
このデッキは殆どのシグニが毒牙なため、条件は満たしやすい。
- 《烈情の割裂》
このデッキはメインの除去手段がメインフェイズ中のパワーマイナスであるため、対戦相手にエナを与えやすい。
防御アーツの連発を阻止するために有効なスペル。
とにかくパワーマイナスに依ったデッキなので、それを無効にしてしまう《幻獣 ソウリュウ》を持つ【緑子】、《先駆の大天使 アークゲイン》で場のシグニに強力な耐性をつける【タマ】を苦手とする。
特に【緑子】は天敵であり、《幻獣 ソウリュウ》がいる盤面にランサーを付与されると、13弾環境下のハナレは殆ど対抗手段を持つことが出来なかった。
14弾サクシードセレクターでは《炎竜毒蛇》という強力な対策アーツが登場するので、多少は渡り合えるようになるか。
《幻水姫 ダイホウイカ》以外はメインフェイズ中の除去が主力のためウリスやピルルクのような【アタックフェイズ】のリカバリーが得意なデッキは苦手。
代表的なカード †
関連リンク †