元々「他者を壊すこと」を好み、成長するにつれて「ばれないように見えない所=人の心を壊す」という嗜好を育てていった異常なサディスト。本名は不明。
欲望を押し殺すしかない現実に倦んでいた折にWIXOSSと出会い、堂々と他人の人生を蹂躙できるセレクターバトルに魅せられ、夢限少女の真実を知った後も「永遠にルリグであり続ける」願いを抱く。
繭の手で浦添伊緒奈の元に送られた後は、戦いを求めていた彼女と共に幾多のセレクターを狩る。ただし、あくまでも「純粋な戦い」のみを求めている伊緒奈とは意気投合しなかった。
ちなみにレベル0の「ぴっちりレオタードに縮れた長バンダナ」姿は、最初のルリグ「クロ」の外見そのもの。伊緒奈=クロへ向けた繭の嫌がらせである。
劇中初登場はアニメ第1期『selector infected WIXOSS』第4話。
最終話において夢限少女となった伊緒奈の体を受け継ぎ、街中へ消える。
第2期『selector spread WIXOSS』では、イオナの願いが「戦いを求める」ということをいいことに、他人を痛めつけたいという自分の欲望を満たすために活動していた。この時期のウリスと人格が入れ替わった伊緒奈は俗に「ウリ奈」とも呼ばれる。
終盤では再び夢限少女となり、「白窓の部屋」の主である繭をセレクターに指名してるう子とユキ(「イオナ」から改名)を返り討ちにしようと目論んだ。しかしレベル5へのグロウには成功するものの、実戦経験が無い繭の脆さに失望させられることになる。最期はるう子にエクシード能力を看破されたことで敗北が確定し、これまでの自分の所業を裏返すかのような暴力の渦に引きずり込まれ、力尽きてしまった。
エピローグでも他のルリグと異なり、元の体を取り戻した様子は描かれていない。
ラストボスにふさわしく、参戦したセレクターバトルではるう子に次ぐ勝率を誇っているが、タマには毎回負けるジンクスがある。
余談ではあるが、ウィクロス文化祭の『ロードオブヴァーミリオンIII』体験コーナーでタイキの箔押しサインカード(《紅蓮の閻魔 ウリス》と同デザイン)が配布された直後にゲーム中で特定の条件下においてウリスを使用するとパラメータが異常な強さになるバグが起きていた事が判明し、2015年10月16〜20日まで使用不可になっていた。このことについて、一部のファンからは「原作の結末通りになってしまった」という声も挙がっていた。
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