ブースターパック発売ごとに区切って流行したデッキ・カードプールの変遷を記述する。
白の安定したサーチ能力に加えて、強力なバウンス能力を持つ《太陽の巫女 タマヨリヒメ》により、環境の中でも頭一つ抜けていた。
《幻獣神 オサキ》と《修復》を使い、エナチャージとライフクロスの回復を行う。
デッキがなくなればリフレッシュでキーカードをデッキに戻し、これを繰り返す。
当初は時間切れの際にライフクロスの枚数で勝敗を付けていたところも多く、時間切れによる勝利を狙っていた。
この時点では対抗策がほぼ無く、相手のルリグが《幻獣神 オサキ》を出せるレベル4になる前に勝ちきるのが最も有効だった。
カードゲーマー vol.16(2014年5月31日発売)付録のプロモカードである《ゼノ・マルチプル》を入れた多色デッキ。
緑は構築済みデッキが発売されるまでアタックフェイズに使えるアーツがなく、防御のアーツがなかった。
そこへバウンスとドローをできる《ゼノ・マルチプル》が登場し、エナチャージを得意とする緑にはその重いコストも苦ではなかった。
他にも赤で《ゼノ・マルチプル》を混ぜる多色デッキもあった。
前期の太陽タマに《先駆の大天使 アークゲイン》を加えたもの。
バウンスし天使シグニを3体並べれば、大半の相手のアーツを無視してライフクロスのクラッシュが狙え、非常に強力であった。
《ホワイト・ホープ》以外に《先駆の大天使 アークゲイン》のアタックを防げるアーツはなく(後に《アンシエント・サプライズ》が登場)、各デッキにとって大きな脅威であった。
8月22日にウィクロス カード大全が発売され、28日発売のスプレッドセレクター収録カードが先行公開されたことにより《PICK UP》を使用したループが発見された。
パック発売前に対処を求める声が相次いだことから事務局が対応を協議中であり、大会では何らかの制限が設けられる可能性が出ている。