WIXOSSを題材にした小説作品。発行・発売は全てホビージャパン。
いずれもアニメ『selector』および『Lostorage』シリーズとは異なる世界観の作品であり『selector』の劇中に登場するふたせ文緒が著者の小説作品と直接の関連性は無い。
2015年9月30日に発売されたノベルズ。著:円まどか、Illust:明治。 ISBN 978-4-7986-0919-5
メディアミックスとしては初めて『selector』シリーズの世界観を離れた作品。
ただ、登場人物の会話で夢限少女の都市伝説が話題にのぼっている場面があり、「セレクターが周囲にいないWIXOSSプレイヤーの物語」とも取れる。
事故に遭い生きる希望を失いかけていた真弓千春を主人公に、WIXOSSを通じた新たな仲間との出会いと友情を描く。
本書折り込みのアンケート葉書に『カード大全III』または『アートマテリアルIII』の帯に付いている応募券を貼って返送すると回答者全員にウムルのセパレータがプレゼントされる。
また、回答者から抽選で過去の関連書籍付録となっていたプロモカードの複製原画が当たる。
2016年3月17日に発売されたノベルズ。著:円まどか、Illust:村上ゆいち。 ISBN 978-4-7986-1193-8
以下のプロモカードが付属。また、ウィクロスマガジンVol.4では本作の表紙画を使用したセパレータが付録になっている。
進学を機にWIXOSSを離れていた玉置莉咲が同級生の珠洲明日香に誘われてペア戦のパートナーを結成するまでの経緯に、莉咲が毎晩のように見る夢としてウムルとタウィルのエピソードが挿入される(このエピソードの世界観が公式サイトの第67回コラムで触れられているものと同一かどうかは不明)。
本作では、これまで無色のフレーバーテキストにおいて断片的に語られるのみであったTCGとしてのWIXOSSの「背景世界」の一端が初めて明らかにされている。
この終末は幕開け―ネタバレ注意 |
《アンシエント・ウェーブ》のフレーバーテキストでは何者かが「槍」(恐らく《原槍 エナジェ》)について知っていることにウムルが驚いているが、本作ではこの「槍」に関するエピソードは特に見られない。
TCGではウムル、タウィルの2体とも『selector』や『Lostorage』に登場する他のルリグとは一線を画した存在として扱われており、独自の「オリジナル(ツインメモリーズ)組」(稀に「WEB4コマ組」、もしくはレベルの数詞がスウェーデン語であることに由来する「北欧組」とも)を形成している。また、この2体から任意のルリグタイプを選択する無色・レベル0の《original WIXOSS》が存在する。
ルリグタイプ | 色 | 初出 | 構築済みデッキ |
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ウムル | 黒 | WIXOSS limited supply set vol.1購入特典 | ブラックウィル |
タウィル | 白 | フォーチュンセレクター | (無し) |
特殊タイプ(太字はレベル5のみ存在) | 登場カード | ||
ウトゥルス (タウィル/ウムル) | 黒 | リアクテッドセレクター | 《開かれし極門 ウトゥルス》 |