*ルリグ [#top] [[カードタイプ]]の一つで、あなたの分身です。~ 背面が白い[[カード]]で、[[ルリグデッキ]]に入れて使用します。~ [[グロウフェイズ]]に“[[グロウ]]”させることでより強力な[[シグニ]]や[[能力]]を[[使用]]出来るようになるほか、[[ルリグアタックステップ]]に[[対戦相手]]へ[[アタック]]することが出来ます。~ (公式サイト WIXOSS用語集 より引用) ---- [[ルリグデッキ]]に投入することができる[[カード]]。~ [[プレイヤー]]の分身となる精霊とされている。~ ゲーム開始前に裏向きで配置しておいたに[[レベル]]0のルリグをゲーム開始時に表にし(オープンし)、以降ルリグが常に[[ルリグゾーン]]に存在することになる。~ [[エナフェイズ]]の次に来る[[グロウフェイズ]]に、現在の[[レベル]]より1高い[[レベル]]までのルリグを[[ルリグデッキ]]から重ねる([[グロウ]]する)ことができる。~ ルリグには固有の[[能力]]を持つものがある。~ ルリグの[[アタック]]は[[ルリグアタックステップ]]に[[対戦相手]]に対して行われる。~ 非ターンプレイヤーは、ルリグの[[アタック]]に対し[[ガード]]をすることでその[[アタック]]を無効にできる。~ [[アタック]]が[[ガード]]されなかった場合、非ターンプレイヤーに[[ダメージ]]を与える。~ ([[ライフクロス]]がある場合、[[ライフクロス]]を[[クラッシュ]]する。[[ライフクロス]]がない状態だった場合、勝利となる。)~ 「LRIG」の語源は「''GIRL(少女)''」の逆さ読み。 **『selector』と『Lostorage』において [#settings] 「ルリグ」と呼ばれるキャラクターは、『[[selector]]』・『[[Lostorage]]』・[[ノベライズ]]『TWIN MEMORIES』で一端が明かされている「[[背景世界>ノベライズ#bgworld]]」のそれぞれで異なる設定を与えらえれている。 アニメ以外のメディアミックス作品のみに登場している(TCGの[[ルリグタイプ]]が設定されていない)ルリグについては、[[ルリグ/TCG未登場]]を参照。 *** selector [#selector] '''――WIXOSSのスターターデッキを手にした少女の元には「意思を持ったルリグ」が現れることがある'''~ '''「喋るルリグ」に選ばれた少女「セレクター」は互いにセレクターバトルを行い、勝ち続けたセレクターはどんな願いも叶えられる存在「夢限少女」になれる――'''~ ……という都市伝説が対戦相手を探すセレクターによって広げられ、作中世界におけるWIXOSSブームを招いている。~ 登場人物の言動や、一般のプレイヤーが「言葉を話さない」[[緑子]]や[[ピルルク]]を使用しているシーンから察するに、通常流通している[[カード]]に「意思を持ったルリグ」が宿るようだ。~ 因みにセレクターで無ければルリグの声は聞こえないが、携帯電話越しでもセレクター同士であれば相手の持っているルリグとも会話が出来る。 #region(夢限少女の真実とTCG版への発展―ネタバレ注意) 十分な勝ち数を稼いで自らのルリグに認められ契約を交わしたセレクターは、その体を失い、新たな「意思を持つルリグ」として別のセレクターの元に送られる。~ ルリグはセレクターの体を乗っ取って社会に戻れる代わりに、セレクターとの契約、すなわち「願い」を叶える義務を運命づけられる。~ これを放棄することは、存在の消滅、つまり死を意味する。~ なお、セレクターバトルで3敗した場合は「願いの反転」が起こり、願いは叶わなくなるどころか更に悪い状況に落とされてしまう。~ セレクターにとっては負ければ地獄、勝てば[[カード]]化。[[ルリグ]]にとっては勝たなければ幽閉続行、勝てば無償労働という誰も得をしないシステム、それが夢限少女の真実。~ 果ては非現実的な戦いの中毒になった戦闘狂セレクターや、他人の願いを叶え続ける生活で心を病み、再びセレクターバトルへ身を投じる元ルリグも現れる始末である。 このシステムは元々、白窓の部屋の少女・繭が、空想のともだちと始めた「人形遊び」だった筈だが、どうしたわけか現実世界を侵食、拡散している。~ 繭が生み出した「意思を持つルリグ」達は敗北するとそのまま消滅し、そのセレクターが入れ替わりにルリグ化していった。作中時点で生き残っている「繭の子供達」は[[シロ>タマ]]と[[クロ>イオナ]]の2人しかいない。~ なお、「意思を持つルリグ」と入れ替わってルリグとなった者達は、敗北すると再び白窓の部屋に戻り、別のセレクターの元に送られる。~ すなわち、ルリグとは「セレクターバトルを2敗以内で乗り切った熟練プレイヤー」である。彼女たちは再び現世に戻るべく、肝心なことは伏せたまま、新たなセレクターに様々なアドバイスを出してスキルを鍛え上げていく。~ ルリグの名前、言うなれば「ルリグネーム」の命名経緯はルリグによって様々。~ 繭が命名したもの([[ピルルク]])・ルリグと出会ったセレクターが命名したもの([[タマ]]、ふたせ)・セレクター時代の本名をそのまま名乗っているもの([[ユヅキ]]、[[イオナ]])に大別される。~ ルリグとしての外見は、基本的には以前の体をベースにしつつ、髪色などに(繭の?)アレンジが加えられている。~ 何故か外見は元よりもグラマーになっているルリグが多い。[[花代]]の「なりたい自分になれる」という発言はある意味では叶っていると言えるのだろうか……。 漫画作品の外伝『[[-peeping analyze->selector infected WIXOSS -peeping analyze-]]』や『[[stirred>selector stirred WIXOSS]]』も含めた作中で明確に「入れ替わり」が描かれたのは[[紅林遊月>ユヅキ]]/[[花代]]、[[浦添伊緒奈>イオナ]]/[[ウリス]]、文緒/[[ふたせ>フタセ]]、[[水嶋清衣>ピルルク]]/[[リメンバ]]、そして[[白戸沙良>サシェ]]/[[ミヒロ>ルリグ/TCG未登場#mihiro]]の4組。~ このうち、[[ユヅキ]]や[[リメンバ]]には2つの[[ルリグタイプ]]が用意された[[カード]]が登場している。~ #endregion *** Lostorage [#lostorage] 夢限少女の戦いが終わったはずの前作から数年後を描く『[[Lostorage incited WIXOSS]]』では、新たなルールに基づくバトルが行われている。~ 何者かに選ばれたセレクターは「素体」の状態である“''[[はじまりのルリグ>《始まりのルリグ》]]''”と邂逅する。はじまりのルリグはセレクターの記憶を強制的に読み取り、それを元にして固有の姿・性格を形成する。~ なお、ルリグを引き当ててセレクターの資格を得る可能性は''老若男女を問わず''存在する。~ セレクターは自らの記憶を「''5枚の[[コイン]]''」に変換され、互いのそれを巡って戦うことになる。~ 勝てば自分のコインが1つ金色になり、負ければ逆に黒色になる。全てのコインが金に変われば勝ち抜けだが、全てが黒くなると変換された記憶が消失してしまう。~ ゲーム期間は「ルリグと契約してから90日間」。更にコインは一枚づつ徐々に黒ずみ、それに応じて記憶は徐々に欠落していくため、セレクターは短いスパンでのバトルを強制されていることになる。~ #region(新たなる闇・新たなる真相―ネタバレ注意) '''繭は浄化されましたが、バトルの中で渦巻いた怒りや辛さや呪いや戻れないまま消えた魂はどこに行ったんでしょうか。'''~ '''闇は光となって消えたわけではありません。'''~ '''もう一度、新たなバトルを生み出しました。'''~ '''[[WIXOSS公式サイトコラムより>http://www.takaratomy.co.jp/products/wixoss/column/play_161209/]]'''~ 期間内にすべてのコインを金に変えたセレクターは、報酬として、自らの記憶を操作することが許される。~ 忘れてしまった過去を思い出したり、事実とは異なる記憶に書き換えたり、忘れたい辛い記憶を消し去るなど、方法は自由自在。一応はこの権利を行使しなくてもよいらしい。 逆に全てのコインを失ってしまったセレクターは、ルリグに体を乗っ取られる。 『selector』時代とは異なり、セレクターの元の人格は完全に消滅する「上書き」状態である。~ ルリグ達はバトルについて多くを語ろうとしないが、この乗っ取りは彼女達にとっても不本意なことであり、それ故に勝利を願い、セレクターに協力する関係が構築されている。~ ただし、それはセレクターの身を案じてではなく、ルリグ達自身の「現実世界に放り出されたくない」という切実なる願いによる打算に過ぎない。~ (例え勝利して記憶を改竄した結果、セレクターをより不幸な現実が襲うことになっても、それはそれでお構いなしのようだ) 前回のバトルで夢限少女となり、今回のバトルにも巻き込まれた[[水嶋清衣>ピルルク#media]]は「バトルの中で失われた、しかし消えることのなかった少女達の願いが渦巻き、意志を持ち、新たなバトルを始める元凶となった」……と推測している。 #endregion **関連カード [#card] - [[タロット]] - [[ルリグ人狼]] **関連リンク [#link] //-[[関連ページ]] -[[ルリグタイプ]] -[[公式用語集]]