外伝漫画『selector infected WIXOSS -peeping analyze-』では主人公を務める。
本名・水嶋清衣(みずしま きよい)。ルリグネームは「白窓の部屋」の主である繭の命名である。
小学校時代のいじめが原因で周囲に壁を作っている孤独な中学生だったが、ふとしたことから同級生の坂口歩美にWIXOSSをやってみないかと誘われる。
歩美には好意を抱くものの、過去のしこりから返答を決めかねている内に、歩美は交通事故で意識不明となってしまう。
清衣は病院で歩美の母から託されたデッキから現れたリメンバと遭遇し、セレクターとなって「歩美を救う」願いを叶えようとする。
バトルの果てにリメンバに体を明け渡すことになっても彼女を信じ、新たなルリグになることを拒否するが、リメンバの裏切りを繭に見せられたことで心を折られ、運命に屈する。
このとき、《ピーピング・アナライズ》の読心能力を得る。
リメンバに復讐するために幾人ものセレクターを使い潰して「白窓の部屋」とカードを往復し、最早かつての面影がかけらもなくなったころ、晶と出会う。
攻撃的な彼女にはこれまでよりも使いやすい「駒」として期待をかけていたが、結局彼女もとある「素人」に敗れてしまった。
晶の元を去った後は歩美と瓜二つの外見を持ち、かつての自分と似た願いを持つ少女・橋本アミカのルリグとなる。
WIXOSSド素人のアミカと交流する中で初心を思い出し、アミカを勝たせようと思い立った矢先に、再びセレクターとなったリメンバと再会する。
決戦の中でレベル5へのグロウを成功させたピルルクは、幾度も「白窓の部屋」を訪れるうちに変質した《ピーピング・アナライズ》の能力を使い、ある賭けに出る――。
セレクターとしての清衣の対戦成績は、夢限少女になるまでの間に1敗のみだったらしい。
一方、ルリグとしてのピルルクの対戦成績は、3敗して「白窓の部屋」に戻っては別のセレクターに派遣されるのを延々と繰り返しているため、全ルリグ中でも最低クラスらしい。
繭はピルルクを「不幸を呼ぶルリグ」と称し、その動向を大いに注目していた(当然、不幸を見て楽しむためである)。
『peeping analyze』第一巻の巻末おまけ四コマでは、ルリグになった後も規則正しい日光浴を晶にせがみ、晶をゲンナリさせるネタが描かれている。
実際にやるとカードの劣化を招くため、漫画再現はほどほどに。
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