外伝漫画『selector infected WIXOSS -peeping analyze-』の主人公。本名は水嶋清衣(みずしま きよい)で「白窓の部屋」の主である繭によって「ピルルク」と言うルリグネームを与えられた。
小学校時代のいじめが原因で周囲に壁を作っている孤独な中学生だったが、ふとしたことから同級生の坂口歩美にWIXOSSをやってみないかと誘われる。
歩美には好意を抱くものの、過去のしこりから返答を決めかねている内に、歩美は交通事故で意識不明となってしまう。清衣は病院で歩美の母から託されたデッキから現れたリメンバと遭遇し、セレクターとなって「歩美を救う」願いを叶えようとする。
バトルの果てにリメンバに体を明け渡すことになっても彼女を信じ、新たなルリグになることを拒否するが、リメンバの裏切りを繭に見せられたことで心を折られ、運命に屈する。
時系列上では『peeping analyze』の後となるアニメ第1期『selector infected WIXOSS』では、蒼井晶のルリグとして第2話から登場。
《ピーピング・アナライズ》発動時には対戦相手の願いを読み取ることができ、晶の精神攻撃を強力に援護する。
かつての面影は既になく、感情を一切表現せずに淡々と会話をこなす。晶とはお互いに利用価値のある道具としか思っておらず、両者の信頼関係は皆無。
第6話で晶は浦添伊緒奈に敗北し、セレクターの資格を失ったためピルルクはアニメの舞台からは退場するが、『peeping analyze』では晶の元を去ったのちに歩美とそっくりな少女、橋本アミカの元に送られ彼女のルリグとなった。
アニメ第2期『selector spread WIXOSS』ではオープニングと第10話の回想シーンのみの登場にとどまったが、最終話では清衣に戻っており晶が読者モデルとして活躍する様子を見届けて満足そうな表情を浮かべていた。
この他、第1期第1話ではるう子の学校の食堂で女子生徒が《コード ピルルク・Γ》を、第4話ではるう子の兄・歩が《コード ピルルク・Ω》を使用している。
第2期第1話でも、るう子たちが鉢合わせした大会で一般プレイヤーが《コード ピルルク・Ω》を使用している。
一般のプレイヤーが「言葉を話さない」ピルルクを使用しているシーンから夢限少女化とともに一般のルリグカードが流通するようになるのかと思いきや
peeping analyze0話冒頭で一般女子が《コード ピルルク・Γ》を使用
第2期第11話でユヅキのルリグカードを見た香月の驚く様子とpeeping analyzeでのピルルクと再会したリメンバ(清衣の身体)の反応からすると、
両者は一般のルリグとして流通していないようにとれる。もしかすると作中では名前が違うのか、視聴者にはピルルクに見えているだけもしれない。
ブルーレイ/DVD映像特典『緑子さんとピルルクたん』では緑子と共にパーソナリティを務める。
無感情に毒舌を吐き、時折「キシシシシ」と不敵な笑いを浮かべては緑子を悩ませている。
『peeping analyze』第1巻の巻末4コマ漫画では晶のルリグになってからも朝はカードでありながら日光浴を忘れないなど日頃から健康的な生活に気を付けていたと見られる描写がある。
なお当然ながら実物のカードを日に当てることは紙質の劣化につながるので推奨できない。
|