緑のエナブーストスペルを《幻獣神 オサキ》が並んでいる時に使い貯まったエナで《修復》、《ゼノ・マルチプル》、《大器晩成》等に繋げて勝利を目指すデッキ。
《ゼノ・マルチプル》の登場で考案されグリーンワナ、ステアードセレクターの発売で更に強化されてきた。
このデッキに対応できない相手はいないとされていて高度なプレイングが要求される。
コンボパーツの《幻獣神 オサキ》、《修復》は4枚ずつ必要。
《幻獣神 オサキ》が2体並ぶとループに入り手札が尽きるまでスペルを唱え続けられる為1ターンが非常に長くなる。
そのためフリープレイで使用する場合は対戦相手に確認を取った方がいいだろう。
手順としては、《幻獣神 オサキ》2体を出し、《豊潤》等でエナを増やし手札が無くなったら《THREE OUT》、《再三再四》、または《幻獣神 オサキ》の出現時能力で手札を増やす。
13エナ以上になったら《修復》でライフクロスを増やす。
デッキが切れそうになったら《幻獣神 オサキ》の起動能力を使えばよく、たとえ切れても複数回《修復》を使っていれば大きな痛手にはならない。
これを繰り返して最低でもライフクロスを4枚以上にしてからターンを渡すことで《アーク・オーラ》、ダブルクラッシュでも使われない限り負けない。
毎ターンルリグアタックや《着植》で点数を与えていけば相手側のリソースが尽きることになり理論上負けることはない。
《幻獣神 オサキ》を出せるのはレベル4緑子だけな為選択肢は3種類に絞られる。
その中でも《四型皇艶娘 緑姫》はノーコストで《幻獣神 オサキ》のパワーを《先駆の大天使 アークゲイン》等のレベル4効果持ちシグニより高い13000に高められるため現状はこれ1択。
レベル3は《三型雌々娘 緑姫》、レベル2は《二ノ娘 緑姫》、レベル1は《一ノ娘 緑姫》が採用されることが多い。
キーカードの《幻獣神 オサキ》の他には攻撃せずにアドバンテージが取れるカードが多く採用される。
《幻獣 ハチ》、《幻獣 モンキ》、《幻獣 キジ》、《羅植 バロメット》はどれもこのデッキにピッタリ。
《ゼノ・マルチプル》の色合わせに《甲冑 ローメイル》、《幻水 シャコタン》、《サーバント O》等も入る。
《着植》との相性がいい《幻獣 ビグタット》もいいだろう。
キーカードの《修復》の他には《幻獣神 オサキ》が2体いるときに使うと1エナと手札1枚を4エナに変えられる《芽生》、《増援》、《豊潤》、発動すれば《先駆の大天使 アークゲイン》を貫通してダメージを与えられる《着植》、手札補充の《THREE OUT》、必要に応じてスペルを呼ぶ《SEARCHER》、穴を開けて点を通せミラーに強い《堕絡》等が採用される。
アーツを入れられる数は5。
締めの《大器晩成》は確定。
エナに埋まってしまったカードを回収できる《再三再四》も準確定で1~3枚入る。
残りの枠は《ゼノ・マルチプル》が1~3枚、好みによっては《アンチ・スペル》、《ドント・ムーブ》等が採用される。
レベル2以下のシグニの選択肢が少なく《ゼノ・マルチプル》の色合わせの為のバニラと《幻水 シャコタン》、《サーバント O》、《サーバント D》くらいしか採用されていなかった。
序盤はシグニをあまり並べないため赤に弱かった。
《幻獣 ハチ》、《幻獣 モンキ》、《幻獣 キジ》、《豊潤》の登場で地獣・空獣寄りの所謂桃太郎オサキと呼ばれるデッキが一般的になった。
《TOO BAD》を採用した型。
終盤に相手の手札のガード持ちを落とすことができれば短時間で決着をつけることができ、時間制限のある大会では合理的である。
青のカードの割合が増えるため《ゼノ・マルチプル》は減りその代わりとして《ドント・ムーブ》が採用される。
現時点では《幻獣神 オサキ》が2体並んでしまえばよほどのことがない限りリソースは尽きないため時間切れとプレイングミス以外では負けないだろう。
《ドント・ムーブ》入りであれば速攻でさえ3ターン以内の決着は難しい。