#author("2020-02-21T10:44:12+00:00;2019-12-09T03:05:13+00:00","","")
*《カーニバル −&ruby(マイス){MAIS};−》 [#top]
|~カード名|>|>|>|カーニバル −MAIS−|[カーニバルマイス]|
|~色|CENTER:赤|~カードタイプ|CENTER:ルリグ|~ルリグタイプ|CENTER:カーニバル|
|~レベル|CENTER:5|~リミット|CENTER:12|~グロウコスト|CENTER:赤(2)|
|>|>|>|>|>|&color(red){【常】};:対戦相手のエナゾーンにあるすべてのカードは【マルチエナ】を失い、新たに得られない。&br;&color(orange){【自】};:各アタックフェイズ開始時、ターン終了時まで、対戦相手のシグニ1体を《サーバント ZERO》にする。&br;&color(blue){【出】};:◎◎◎◎◎を得る。&br;&color(green){【起】};【アタックフェイズ】◎◎◎:あなたのルリグトラッシュからコストの合計が5以下のアーツ1枚をコストを支払わずに使用する。|

 [[アンソルブドセレクター]]で登場した[[レベル]]5・[[赤]]・[[カーニバル]]の[[ルリグ]]。~

 [[カーニバル]]で初めての[[レベル]]5であり、[[《カーニバル −Q−》]]の時点でかなり個性的な性能だったが更に輪をかけて盛り沢山の特殊能力を持つようになった。~

 まず[[常時能力]]は相手の[[エナゾーン]]の[[マルチエナ]]を失わせるというもので、これを持つ[[無色]]のシグニが[[無色]]の[[コスト]]でしか使用できない紙切れ同然となる他、[[《虚無の閻魔 ウリス》]]や[[《原槍 エナジェ》]]によって付与されるマルチエナも無くなるため、挙げたカードが場にある状態でこのルリグにグロウした場合、マルチエナに頼った構築の相手ならば大打撃となり最悪[[アーツ]]使用すらできなくなる。~
 マルチエナを「持つ」と「(新たに)得る」はテキスト上区別されるため、先にこのカードが場に出ていた場合はマルチエナ付与を無効化することはできない。

 [[自動能力]]は[[アタックフェイズ]]開始時に特にコストも無しに相手[[シグニ]]1体を[[《サーバント ZERO》]]に変えてしまう恐ろしい効果。~
 しかも毎[[ターン]]発動できてしまうため、どのように強力なシグニを配置されたとしても[[ルリグ]]耐性がない限り必ず穴が生まれる。~
 更に[[場]]に[[《羅星宙姫 ≡ラアー≡》]]がいれば《サーバント ZERO》を[[トラッシュ]]送りにできる非常に強力なコンボとなる。~

 またレベル5ともなれば[[コイン]]を消費していることも多いが[[出現時能力]]で一度にMAXの5枚を獲得できるためそれまでに使い切っていても全く問題がない。~
 これで得たコインを[[起動能力]]で使うことで、コスト上限こそあれ[[ルリグトラッシュ]]のアーツを[[エナ]]も無しに使用できる。~
 ただし[[《アイスフレイム・シュート》]]等の選択するモード数を増やしたい場合や[[アンコール]][[効果]]によって[[コスト]]が増える場合は、追加分は別途払う必要がある。~
 能力自体にはコイン3枚で済むので[[《鎧終一触》]]や[[《自由自罪》]]といった強力な[[ベット]]アーツも候補に入るだろう。~
 なおルリグトラッシュは公開領域のため相手に警戒されることだけは注意したい。
~
#region(起動能力で使うアーツについて)
大抵のアーツはコスト5以下であり、攻めにも守りにも使えるため選択肢の幅が非常に広い。
コスト最大値だけで考えるなら[[《炎竜毒蛇》]]や[[《龍滅連鎖》]]が考えられる。特に[[《龍滅連鎖》]]に関しては防御に限らず詰めの一手としても使う事ができる。ただし素のコストが重いため、再利用できるとはいえ気軽に入るわけではないのが注意点。~
起動能力を前提にせずとも[[《ゴールド・ディフェンス》]]や[[《アイスフレイム・シュート》]]といった優秀なルリグ止めアーツを[[ルリグトラッシュ]]に置いておくだけで[[タマ]]や[[ウリス]]は戦略を封じられてしまう。~
またコインが2枚余るため、[[《羅星宙姫 ≡ラアー≡》]]が場に居る場合に[[使用]]すると相手の場のシグニを全てトラッシュに送ることができる[[《鎧終一触》]]や、[[《幻水姫 ダイホウイカ》]]にバニッシュ耐性と[[ダブルクラッシュ]]を付与できる[[《自由自罪》]]のようなコインアーツもベットした上での再利用が見込める。~
詰めという点で言えば、白以外のルリグではマルチエナへの依存が強い[[《ゴールド・ディフェンス》]]やコストが赤青混色の[[《アイスフレイム・シュート》]]を常時能力で腐らせることができるため[[《燐廻転生》]]とも相性が良い。相手を残り[[ライフクロス]]3枚からゲームエンドに持ち込めて、仮に不発したとしても二度目が撃てるので心強い。
ただしマルチエナを使用不可能にするとはいえ、マルチエナを使わずにコストを調達されてしまっては手も足も出ない。例えば青デッキに入る[[《アイスフレイム・シュート》]]の場合、赤エナを[[《羅星姫 ≡コスモウス≡》]]で支払われてしまう場合がある。そもそも[[カーニバル]]はハンデスを苦手とするため、いくらルリグ止めアーツを使用不可能にしたところで[[ガード]]されてしまえば元も子もない。[[《アウト・ダスト》]]でハンデスする選択肢も考えられるが、そうなると他のアーツ枠は2枚に限られてしまい現実味が薄い。総じて[[《燐廻転生》]]に関してはリターンこそ大きいがそれに見合ったリスクも大きいと言える。~

あまり意味はないが、使用タイミングが[[【メインフェイズ】]]に限られている[[《火福糾縄》]]もアタックフェイズに使うことができる。~
#endregion

 どの能力もカーニバルらしい個性的かつレベル5に恥じない強力無比なものでありいったん[[グロウ]]してしまえば万能の活躍を見込める。~
 ただし相手も速攻や[[グロウ]]前に仕留める戦法で封じようとしてくるためしっかりと耐えれる構築で臨みたい。~

- 主役であるはずの[[リル]]や[[メル]]を差し置いて[[Lostorage]]勢では初の[[レベル]]5を獲得したカード。これはシリーズでも初めての快挙(?)となる。~
- [[常時能力]]は『incited』最終話での再現と思われる。~
- この[[常時能力]]の存在により、他色を要求する[[アーツ]]を採用する場合、該当する色のカードを1枚以上[[メインデッキ]]に入れる必要が生まれたため、デッキビルディングに及ぼした影響が非常に大きい一枚である。
- このカードのイラストは[[アンソルブドセレクター]]のキービジュアル(Illust:[[はるのいぶき]]の[[《炎・タマヨリヒメ・伍改》]]と共同)、[[トークン]]「後攻」(WX19 TK-01B)に使用されている。

**関連カード [#card]
- [[《サーバント ZERO》]]
- [[《羅星宙姫 ≡ラアー≡》]]

**収録パック等 [#pack]
- [[アンソルブドセレクター]] WX19-002 &size(7){[[ルリグレア]]};
-- Illust:[[煎茶]] &br; Flavor Text:力は廻るわ。何度でもあなたの前に。 〜カーニバル〜
- [[アンブレイカブルセレクター]] WXEX2-88
- [[アンブレイカブルセレクター]] WXEX2-88 &size(7){[[リイシュー]]};
-- Illust:[[しおぼい]] &br; Flavor Text:ドン底まで引きずり込んで欲しいんだろ…?〜カーニバル〜

**FAQ [#faq]
Q:《大幻蟲 §スノセク§》などのアタックフェイズ開始時に発動する能力とこのルリグの自動能力は、どちらが先に発動しますか?~
A:両方ともアタックフェイズ開始時にトリガーし、ターンプレイヤー側が先に発動します。《カーニバル −MAIS−》側がターンプレイヤーで、先に《大幻蟲 §スノセク§》を《サーバント ZERO》にした場合、《大幻蟲 §スノセク§》の自動能力は不発となりカードは引けません。

Q:ダウン状態の対戦相手のシグニを自動能力で《サーバント ZERO》にした場合、その《サーバント ZERO》になったシグニはアップ状態になりますか?~
A:いいえ、ダウン状態のままとなります。元々場にあったシグニの状態(アップ、ダウン、凍結)などのシグニの状態はそのままで《サーバント ZERO》になります。

Q:《百錬成轟》を使用しターン終了時まで【ダブルクラッシュ】を得たシグニを、自動能力で《サーバント ZERO》にしました。元のシグニが得ていた【ダブルクラッシュ】は残っていますか?~
A:いいえ、残っていません。状態以外の色やクラス、パワーの修正や得ている能力はなくなり、レベル1、<精元>、パワー1000、無色で能力を持たないシグニである《サーバント ZERO》となります。

Q:相手の場にあるレゾナを、自動能力で《サーバント ZERO》にしました。そのシグニがバニッシュされたらどこに置かれますか?~
A:そのシグニはレゾナではないシグニになっているため、バニッシュされたらエナゾーンに置かれますが、場以外に移動した場合そのカードは元々のレゾナに戻り、ルール処理によってルリグデッキに戻ります。

Q:「バニッシュされたとき」に発動する自動能力を持つシグニを《サーバント ZERO》にしました。そのシグニをバニッシュした場合、「バニッシュされたとき」の自動能力は発動しますか?~
A:いいえ、発動しません。

Q:《幻水姫 ダイホウイカ》のような、ターン終了時に発動する能力があるシグニを《サーバント ZERO》にしました。ターン終了時の能力は発動しますか?~
A:いいえ、発動しません。エンドフェイズにはまず「ターン終了時」に発動する能力が発動し、その後ターンプレイヤーは手札を6枚になるように捨て、その後に「ターン終了時まで」の効果がなくなりますので、《サーバント ZERO》から元のシグニに戻りますが、ターン終了時の能力が発動するタイミングは過ぎていますので発動しません。

Q:対戦相手のルリグが《轟炎 花代・爾改》です。常時能力で+5000されているシグニを自動能力で《サーバント ZERO》にした場合、そのパワーはどうなりますか?~
A:その場合、1000から+5000されて6000となります。「ターン終了時まで+5000する」ような効果の場合は《サーバント ZERO》になった時点でなくなりますが、《轟炎 花代・爾改》のように常に効果を発揮し続けて+5000し続けるような効果の場合は、《サーバント ZERO》になった後に再度+5000が計算されます。

Q:コインを3枚得ているときに出現時能力が発動したら、コインは何枚になりますか?~
A:コインの上限は5枚ですので、2枚を得て5枚となります。

Q:起動能力で《アーク・ディストラクト》などの、使用制限に何らかの制限があるアーツの制限を無視して使用できますか?また、使用タイミングは無視できますか?~
A:使用タイミングは無視して使用できますが、限定条件の他にも使用に制限がある場合は使用できません。例えば《アーク・ディストラクト》は、《カーニバル -MAIS-》のレベルが5ですので使用できません。

Q:起動能力で、アンコールを持つアーツやベットを持つアーツを使用する場合、アンコールのコストやベットのコインは支払えますか?~
A:はい、どちらも支払うことができます。アンコールコストを支払った場合、そのアーツはルリグデッキに戻ります。

Q:起動能力で、ルリグトラッシュにある《アイスフレイム・シュート》を使用しました。4つ選んで使用した場合、追加でエナを支払う必要はありますか?~
A:はい、コストを支払わずに使用する効果では、そのカードの本来のコスト(左上に記載の《青》×2《赤》×1)は支払いませんが、使用するためのコストが増えている場合は別途支払う必要があります。《アイスフレイム・シュート》を4つ選んで使用した場合、《無》×4は支払う必要があります。

Q:起動能力を使用した際、相手の場には《コードアンシエンツ ヘルボロス》がありました。自分のルリグトラッシュのアーツを使用できますか?~
A:はい、使用できます。《コードアンシエンツ ヘルボロス》の能力により「効果」によってルリグトラッシュからカードを移動させることは防がれていますが、《カーニバル -MAIS-》の起動能力でルリグトラッシュからカードを移動しているのは「効果」ではありません。起動能力ではアーツを使用しているだけで、カードを移動させているのはアーツを使用する際のルール上の処理だからです。そしてチェックゾーンに移動したカードは能力が戻り、あらためて使用することができます。

Q:対戦相手のルリグが《虚無の閻魔 ウリス》の場合、エナゾーンにあるカードは【マルチエナ】を失いますか?~
また、対戦相手が《原槍 エナジェ》を場に出した場合、エナゾーンにあるカードは【マルチエナ】を失いますか?~
A:場に出た順番で決まります。~
《虚無の閻魔 ウリス》→《カーニバル −MAIS−》の順であれば、その時点でエナゾーンに置かれているカードおよびその後エナゾーンに置かれるカードは【マルチエナ】を失います。~
《カーニバル −MAIS−》→《虚無の閻魔 ウリス》の順であれば、その時点でエナゾーンに置かれているカードおよびその後エナゾーンに置かれるカードは【マルチエナ】を持ちます。新たに得られない」で「〜を持つ」を防ぐことができないためです。~
《原槍 エナジェ》の場合についても同様です。


トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS