*【スペル軸ピルルク】 [#nad81bf5]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#ycb8441f] 
 第9弾[[リアクテッドセレクター]]以降の環境でメインストリームとなった、[[スペル]]を多用するピルルクのデッキ。スペルを使うピルルクであることから、通称は「''スペルク''」。~
 カードプールの変遷にともなって流行のデッキタイプは変化していったが、[[《コードアート C・L》]]で[[《CRYSTAL SEAL》]]や[[《RAINY》]]、[[《THREE OUT》]]といった低コストの[[ハンデス]]・[[ドロー]]系スペルを回収しながら連打してハンドアドバンテージを稼ぎ、[[《コードハート A・M・S》]]を中心とした強力なアタッカーを揃えて攻めこむという戦術は共通している。~
 

//**[[デッキ]]構築に際して [#kce3e9c4]

***[[ルリグ]]について [#j7d6c0d0]

- [[レベル]]4

--[[《コード・ピルルク・Σ》]]~
第9弾〜第10弾の環境でよく採用されたルリグ。
能力を持たない代わりにグロウコストが少なく、リミットが12であることが魅力で、デッキのメインとなるレベル4シグニを3体並べることができる。~
特に[[《コードハート A・M・S》]]を3体並べられる点が強力。~
11弾で登場した[[《コード・ピルルク Λ》]]や[[《幻水姫 グレホザメ》]]の影響で、採用は下火になっていった。~

--[[《コード・ピルルク Λ》]]~
第11弾以降の環境でよく採用されるルリグ。
出現時能力とエクシード能力でエナに頼ることなく手札アドバンテージを稼ぐことができ、緊急時にはエクシード3で相手シグニを[[ダウン]]し[[凍結]]できる継戦能力の高さを持つ。~
リミットは11で、[[《コードハート A・M・S》]]を3体並べることはできないが、[[《幻水姫 グレホザメ》]]、[[《コードアート H・T・R》]]と[[《コードハート A・M・S》]]を組み合わせた連続アタックコンボにより、ほぼ同等の打点を叩き出すことができる。

- [[レベル]]3

--[[《コード・ピルルク Δ》]]~
[[《コード・ピルルク Λ》]]と共に採用されるルリグ。~
エクシード能力と組み合わせることで、エナを支払わずにハンデスを行うことが出来る。~

***[[アーツ]]について [#j7d6c0d0]

--[[《ドント・エスケープ》]]~
 対戦相手のシグニ二体をダウンする強力な防御アーツ。~
[[《ドント・ムーブ》]]で代用することも可能だが、ライフクロス枚数の条件はあれど、コストの軽いこちらが採用されることが多い。

--[[《ブルー・パニッシュ》]]~
 [[スペル]]の打ち消し、[[ハンデス]]、[[ドロー]]、シグニの[[ダウン]]などを行える多機能アーツ。~
 [[ピルルク]]であれば能力を三つまで使うことができるため非常に強力であり、対戦相手のスペルを常に牽制することができる。枠に余裕があれば複数投入したい。~
 反面、スペルを多用するこのデッキでは最も警戒しなければならないアーツであり、ミラー戦では特に注意が必要である。~ 

--[[《ロック・ユー》]]~
 対戦相手のスペルとアーツのコストに3コスト分の重税を課す、詰めのアーツ。~
 [[《スピリット・サルベージ》]]、[[《烈情の割裂》]]と同時使用することで対戦相手は防御アーツを使うことがほぼ不可能になる。~
 9弾・10弾環境で活躍した[[《コード・ピルルク・Σ》]]型には必ずといっていいほど入っていたが、[[繭の部屋]]の改定によって[[《スピリット・サルベージ》]]や[[《烈情の割裂》]]との同時使用が不可能となり、以前ほどの採用率の高さは見られなくなった。~

--[[《スピリット・サルベージ》]]~
 9弾、10弾環境の [[《コード・ピルルク・Σ》]]型で[[《ロック・ユー》]]とよく併用されたアーツ。~
 [[《ロック・ユー》]]を二回分使うことで対戦相手のアーツ使用をほぼ不可能にしてしまう他、緊急時には[[《ドント・エスケープ》]]を使い回すこともできる。~
 [[繭の部屋]]改定による《ロック・ユー》との同時使用制限によって、[[ピルルク]]のデッキでは殆ど見られなくなった。~

--[[《フォーカラー・マイアズマ》]]~
黒のアーツだが圧倒的な汎用性から高い採用率を誇る優良アーツ。~
[[《アンシエント・サプライズ》]]の後継ともいえるアーツであり、パワーマイナスによる除去、下級シグニのリアニメイトと手札回収、お互いのデッキ削りなど、出来ることが非常に多い。~
このアーツの登場以前は[[《アンシエント・サプライズ》]]と[[《コードアンチ アステカ》]]を用いて空のシグニゾーンを2面埋める防御手段がポピュラーだったが、こちらはパワーマイナスとリアニメイトを使えば[[《コードアンチ アステカ》]]無しであっても確実に2面を守ることが出来る点が優れている。~

--[[《アンシエント・サプライズ》]]~
[[【コード ピルルク・Ω】]]から続く、いわゆる黒タッチ型に採用された。~
主に[[《コードアンチ アステカ》]]を用いた2面防御を行うために必要なアーツであり、11弾で[[《フォーカラー・マイアズマ》]]が登場する前までは比較的高い採用率を誇った。~
単純に2面を守るだけなら、似た能力を持ち、2つのモードを使用できる[[《フォーカラー・マイアズマ》]]の方が優秀であり、11弾以降、ピルルクデッキではほぼ[[《フォーカラー・マイアズマ》]]に取って代わられてしまった。~
とはいえ相手シグニ全体へのパワーマイナス能力がある点で差別化ができ、スペルでトラッシュの肥えやすいこのデッキであれば、今でも一定の活躍が見込めるかもしれない。~


--[[《ドント・ステップ》]]~
--[[《ペナルティ・チャンス》]]~
--[[《アイスフレイム・シュート》]]~

***[[シグニ]]について [#eb1fe420]

- [[レベル]]4
--[[《コードハート A・M・S》]]~
 強力な攻撃力と場持ちの良さを両立した、このデッキの切り札の一つ。~
 スペルを3回使うと攻撃時にシグニをバニッシュできる能力を得、トラッシュにスペルが5枚以上あればパワーが15000になり、シグニ効果への耐性を得る。~
 自分のターンに撃てるスペルとトラッシュにあるスペル枚数を制御し、このシグニの攻撃をなるべく多く通すことが、このデッキの肝となる戦術である。~
 ダウン効果で次に使うスペルのコストを軽減する[[起動能力]]も持っているが、このシグニの真価はやはり攻撃にあるため、使用できる場面は限定的である。~

--[[《コードハート V・A・C》]]~
 第1弾から使われ続ける代表的なピルルク限定シグニ。~
 青2エナでトラッシュのスペルを回収できるという中々強力な起動能力を持っているが、このデッキでは場に出ることよりも、トラッシュに常駐し、[[《コードアート C・L》]]の出現時能力の発動条件を満たすことが主な役割となる。~
 このカードが常にトラッシュに無いと[[《コードアート C・L》]]が腐ってしまうため、リフレッシュや除外に備えてもう一枚のこのカードをエナゾーンに温存しておくと良いだろう。~

--[[《コードアート C・L》]]~
 [[《コードハート A・M・S》]]と共に、「スペル軸ピルルク」のアイデンティティを確立したといっても過言ではないカード。~
 [[《コードハート V・A・C》]]がトラッシュにあるとき、出現時能力でトラッシュのスペルを回収できる。エナに頼らずスペルを使いまわせる点が非常に強力であり、このシグニを繰り返し場に出して回収したスペルを連打し、《コードハート A・M・S》の常時能力発動を目指すことが、このデッキの基本戦術となる。~
 このデッキの中核を担う優良シグニであったが、[[繭の部屋]]の改定によって、2016年8月4日から2枚制限となることが決定した。~
 その使い勝手の良さがピルルクデッキの構築の幅を狭めると判断されたか、或いはスペルの使回しによる[[ソリティア]]が[[メインフェイズ]]の長期化に繋がると判断されたのだろうか。~ 
 これにより、再び[[【スペル軸ピルルク】]]の歴史が変わっていくことが予想される。~

--[[《幻水姫 グレホザメ》]]~
 11弾で登場した[[水獣]]のシグニ。アタックフェイズ中にカードを引いたとき、引いた数だけシグニをアップするかダウンすることができる。~
 アタック時に2ドローできる[[《コードアート H・T・R》]]と組み合わせた連続アタックコンボが有名な使い方。ここにアタック時に盤面空けを行える[[《コードハート A・M・S》]]が加わることで、確実にダメージを通すことが出来る。~
 また、対戦相手のアタックフェイズ中にカードを引くことができれば対戦相手のシグニもダウンすることもできるので、防御にも有用である。このデッキであれば、[[《ブルー・パニッシュ》]]のドロー能力と相性が良いだろう。~
 高い性能の半面、レベル4シグニにしてはパワーが10000と低めなのがネック。バニッシュされても[[《贈呈》]]等で回収できると良いだろう。~

--[[《コードハート S・W・T》]]~
--[[《コードハート M・P・P》]]~


- [[レベル]]3
--[[《コードアート H・T・R》]]~
--[[《コードアート M・G・T》]]
--[[《コードアート †A・L・C・A†》]]~

- [[レベル]]1
--[[《コードアート G・R・B》]]

***[[スペル]]について [#u20f0d5a]
 [[《コードアート C・L》]]を使って連打することがコンセプトなので、コストが0〜1の軽いスペルを中心に採用される。~
 ついつい大量のスペルを入れたくなるが、デッキのスペル率が高過ぎると場に出せるシグニを引きにくくなり、深刻な手札事故に繋がることもある。~
 多くても10〜12枚以内にとどめておくのが良いだろう。~
 

--[[《CRYSTAL SEAL》]]~
 [[ピルルク]]のユニークスペル。~
 自分のシグニを1体バニッシュすることで相手の手札をランダムに1枚捨てさせる。~
 ターンプレイヤーからすれば手札1枚でエナ補充と[[ハンデス]]を同時にこなせる極めて優秀なスペルである。~
[[《コードアート C・L》]]でトラッシュから回収しながら繰り返し使用することで、相手の手札は壊滅的な被害を被るだろう。~

--[[《RAINY》]]~
 1枚のハンデスに加え、ルリグがレベル4であれば[[《THREE OUT》]]と同様のドローを行える手札アドバンテージの雄。~
 こちらも[[《コードアート C・L》]]でトラッシュから回収しながら繰り返し使用することで威力を発揮する。~
 2016年1月21日に繭の部屋で1枚制限の適用を経て、8月4日には遂に使用禁止カードとなった。
 
--[[《THREE OUT》]]~
 [[青]]の代表的なドロースペル。レベル1〜3時点でも使える点が[[《RAINY》]]との差別化となる。~
 [[《RAINY》]]が禁止カードとなったことで、全面的にドロースペルとしての役割を得ることになるだろう。~

--[[《三剣》]]~
 差し引きでエナが2つ増やせる強力なエナブースト源。~
 本来エナを増やしにくい[[ピルルク]]だが、このスペルを繰り返し使うことで潤沢なエナを確保することができる。~
 ただしこのスペルを使った後には後続のスペルやアーツを使うことができなくなるので、プレイミスには要注意である。~
 特に自分の場に[[《コードハート A・M・S》]]がいるときは、必ず3回目以降のスペルとして使用したい。~

--[[《贈呈》]]~
 エナゾーンから1枚シグニを回収できる。~
 バニッシュされてしまったり、序盤でエナに置かれた大型シグニを回収できる。~
 コストは緑(0)なので[[《コードハート A・M・S》]]の[[常時能力]]の発動条件を満たすのにも都合の良いスペルである。~

--[[《烈情の割裂》]]~
 相手のエナゾーンにあるカードを4枚に絞る[[赤]]のランデススペル。~
 [[《ロック・ユー》]]と組み合わせることで相手の防御アーツを高確率で封じることができるが、[[繭の部屋]]改定により、[[《ロック・ユー》]]との同時使用は禁止となった。~
 現在ではこのスペルか[[《ロック・ユー》]]のどちらかを選択して入れることになるだろう。~

--[[《MIRROR》]]~
 [[《コード・ピルルク Λ》]]のエクシード能力を再利用出来るスペル。~
 このスペルの登場以前はエクシード3を温存するため、エクシード1の2ドローは使いきりとなる場合が多かった。~
 しかしこのスペルでレベル0のルリグをルリグトラッシュからルリグの下に戻せるため、エクシード1を繰り返し使い、より安定した手札補給が可能になった。~
 しかしルリグがレベル4にならない序盤だと[[《噴流する知識》]]の下位互換でしかないため、[[《コードアート C・L》]]での使い回しを前提に1枚のみの採用がベターだろう。~



**[[デッキ]]の種類 [#p27bf5dd]
***[[《コード・ピルルク・Σ》]]型 [#j488ffec]
 9弾・10弾環境で流行したデッキタイプ。~
 リミット12を活かしてシグニ除去条件を得た[[《コードハート A・M・S》]]を3体並べ、[[《ロック・ユー》]]と[[《烈情の割裂》]]や[[《スピリット・サルベージ》]]を組み合わせた詰めのコンボで勝利を狙うデッキ。~
 [[《轟砲 ウルバン》]]と[[《光欲の宝剣》]]を加えてダブルクラッシュを取り入れたタイプのデッキも見られた。~

***[[《コード・ピルルク Λ》]]型 [#z8be5547]
 11弾以降の環境で流行したデッキタイプ。~
[[《コード・ピルルク Λ》]]と[[《ブルー・パニッシュ》]]の登場で高いハンドアドバンテージと継戦能力を得、以前よりも更に安定した戦い方が可能となった。~
[[《幻水姫 グレホザメ》]]、[[《コードアート H・T・R》]]、[[《コードハート A・M・S》]]を組み合わせた連続アタックコンボを勝ち筋としていることが多いが、以前の[[《コード・ピルルク・Σ》]]型が一撃で勝負を決める系統であるのに対し、こちらは豊かなハンドを使い、安定して理想盤面を形成することに長けている。~
 多くの優勝報告が上がり、11弾環境ではピルルクデッキとしては初めて環境トップに躍り出ている。~

//**この[[デッキ]]の弱点 [#s5ce6ee5]
**この[[デッキ]]の弱点 [#s5ce6ee5]
 メインデッキのスペル率が高いため、[[《真名の巫女 マユ》]]によって盤面が開きやすい。~
 [[タマ]]のフィニッシャーである[[《先駆の大天使 アークゲイン》]]は[[《コード・ピルルク Λ》]]によって凍結できるとはいえ、ダウン系の防御アーツが事実上封じられるので苦しいことには変わりない。~
 スペルに介入する[[両面レゾナ]]を持つ[[サシェ]]や[[ミュウ]]も脅威である。除去系アーツやスペルは殆ど無いので、パワー15000の大型レゾナが複数出現すると対処に苦労するだろう。
 ただし[[ピルルク]]には[[《コードアート A・C・G》]]というレゾナの出現を妨害できるシグニがいるので、対策すれば勝てない相手ではない。~

 デッキのリソースをスペルとレベル4の大型シグニに振っているため、序盤の事故率が高い。スペルを使う順番やタイミングを間違えれば大きなディスアドバンテージを負う事にもなり、プレイング難度の高めなデッキといえる。~
 またスペルを使うだけでなく、[[《ブルー・パニッシュ》]]や[[《コードハート M・P・P》]]のようなスペル対策カードを多数揃えているため、ミラー戦ではお互いに苦しい思いをすることになるだろう。~


**代表的なカード [#i05afcfd]
-[[《コード・ピルルク・Σ》]]
-[[《コード・ピルルク Λ》]]

**関連リンク [#a30704a6]
-[[ピルルク]]
-[[《コード・ピルルク・Σ》]]
-[[《コード・ピルルク Λ》]]
-[[《コードハート A・M・S》]]
-[[《コードハート V・A・C》]]
-[[デッキ集]]


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