被害者ちゃん †
被害者ちゃんは、アーツやスペルのカードによく描かれている本名も設定(ルリグかシグニ、またそのどちらでもないか)も一切不明のキャラクター。オリジナルのデザインはアートディレクターの由利真珠郎と思われる。
『selector radio WIXOSS』第9回によれば、イラストレーターへアーツやスペルの原画を発注する際の構図に描かれたキャラクターが原型となっているとのこと。基本的なデザインは黒のショートカットで白い花をあしらった髪飾りと虹色の髪留めを付け袖無しのセーラー服のような衣装を着ているものだが、ルリグやシグニに比べてデザインの指定が厳密でないためかイラストレーターによって多少のばらつきがある。
開発スタッフ間では「名も無き少女」と呼ばれているそうだが、ラジオで「スペルの直撃を受けている場面が多いので個人的にそう呼んでいる」と言うメールが紹介されて以降「被害者ちゃん」の呼び方が広まっており、《トライ・ラック》のフレーバーテキストでは遂に正式名称の扱いで記載されるに至った。
被害者ちゃんがどのようなポジションのキャラクターなのかについて公式の説明は無いため、プレイヤー間では様々な説が飛び交っている。一例を挙げると、Lostorageから登場した《始まりのルリグ》とはシルエットなどいくつかの共通点が見られるため「セレクターと遭遇し損ねた始まりのルリグ」と言う説がある。
被害者ちゃんが登場するカード †
現時点では全色のルリグ・レゾナのカードには登場していない。
また、登場しているのは基本的に構築済みデッキかブースターパックが初出のカードが多く、《スペル・サルベージ》や《フォーチューン・ファイブ》など別イラストに差し替えられる関係でプロモカードや再録カードには余り登場していない。
この他、《ゲット・トゥインクル》(WD09-018)、《ゲット・ブリリアント》(WX09-041)および《クリスタル・ブレイク》(WX12-009)に亜種(?)が登場している。
この他、《光欲の宝剣》(WX02-055)、《懐疑する慟哭》(WX04-074)、《駆馬炎鞭》(WX10-011)および《火翼連理》(WX08-011)にそれぞれ亜種(?)が登場している。
《三炎の宝石》に登場した亜種(?)は、アニメ『Lostorage incited WIXOSS』第5話で白井翔平・ドーナ組に敗れて脱落したセレクターが使用していたルリグにデザインを流用されている。
この他、《ARROW RAIN》(WX17-044)に亜種(?)が登場している。また、《ドント・ムーブ》でコード・ピルルクやアロス・ピルルク、ミルルンに縛られている相手も被害者ちゃんかその亜種ではないかと言われている(闇野梓のようにも見える)。
この他、《一期一会》(WX07-018)と《惰眠》(WX04-093)にそれぞれ亜種(?)が登場している。
この他、《アトラク・パニッシュ》(WX07-021)、《シックネス・ラブ》(WD19-007)および《ブラック・タイアップ》(WX15-118)にそれぞれ亜種(?)が登場している。
《デッド・スプラッシュ》(WX03-014、Illust:クロサワテツ)のイラストは開発段階の仮題『マナムスメ』の企画書から流用されたものだが、このイラストで描かれているツインテールの魔法少女・闇野梓が被害者ちゃんの原型ではないかとも言われている。
この他、《エクスクルード》(WX07-022)に亜種(《アトラク・パニッシュ》と同一人物?)が登場している。
『SGN48 〜私、頂点目指します〜』において †
ウィクロスマガジンVol.7から連載中の漫画『SGN48 〜私、頂点目指します〜』(斎創)では、主人公に抜擢されている。
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| 偶像/中心と外縁―ネタバレ注意
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しかも、従来はプレイヤー間の俗称に過ぎなかった「被害者ちゃん」がオフィシャルの媒体では初めてこのキャラクターの呼称に採用されている。
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2017年8月開催のWIXOSS EXPOでは、初のキャラクターグッズとして新規描き起こしの缶バッジ2種(10種からランダム)が発売された。
関連リンク †