千夏の記憶の中の穂村すず子のイメージを読み取って生まれたルリグで、すず子と同じく千夏のことを「ちーちゃん」と呼ぶ。明るく正直だが掴みどころがなく、セレクターに隠し事をしているのは他のルリグと変わらない。
環境の激変で心労が積み重なっていた千夏にとって、その性格造形は「自分に憧れ、依存してくる」すず子のマイナス面を強調するばかりか、そんなすず子に「依存していた」自分の内面を突き付け、すず子との決別を決意させることになってしまう。
すず子と千夏が直接対決を通じて和解したのち、以心伝心で里見紅&カーニバルと戦うすず子&リルの姿を見届ける中で、過剰なまでに千夏に寄り添おうとしていたのは全て千夏と仲良くなるためだったと打ち明ける。
すず子との和解により、残された記憶を失わないため、これ以上他のセレクターを犠牲にしないためにバトルをしないことを千夏が選択する。その後最後のコインが黒になる寸前で90日のリミットを迎え、千夏に「すず子の代わりではない一人の友達」と認められて千夏の元を去った。
コイン技「ベルセルク」は「相手の正常な思考を奪い、単調な攻撃を強制する」能力として描かれている。
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