《コード・ピルルク VERMILION(ヴァーミリオン)

カード名コード・ピルルク VERMILION[コードピルルクヴァーミリオン]
青/黒カードタイプルリグルリグタイプピルルク
レベル4リミット11グロウコスト青(1)・黒(1)・無(1)
【自】(ターン1):あなたがスペルを使用したとき、対戦相手のシグニ1体を対象とし、それをダウンし凍結する。
【出】:あなたのデッキからスペル1枚を探して公開し手札に加え、デッキをシャッフルする。
【起】【アタックフェイズ】[無][無]:あなたの手札からコストの合計が2〜4の青か黒のスペル1枚を、そのコストを支払って使用する。(カードの左上に書かれているコストのみを参照する)

 リプライドセレクターで登場したレベル4・/ピルルクルリグ

使用タイミング【アタックフェイズ】スペル使用できる」という、ルリグとしては従来にない起動能力が特徴的。
 他にもスペル使用時に対戦相手シグニ1体をダウン凍結する常時能力に出た時にデッキからスペルを1枚手札に加える出現時能力を持っている。

 アタックフェイズ中にスペル使用できるというのは、アーツ以外に対戦相手ターン中に介入できる手段が増えたということであるため、メインデッキに疑似的に防御用アーツを積めるようなものである。
 使用できるのは1ターンに一度ではあるが、スペル使用時に自動能力ターンプレイヤーであるかに関係なく、対戦相手シグニ1体をダウンし、凍結できるので、高頻度で対戦相手の行動を妨害することもできる。
 エクシード3で同じことをする《コード・ピルルク Λ》と比較すると、使い切りではなく何度も使えるという点のみに着目すると、こちらの方が優秀である。
 能力トリガーであるスペル出現時能力手札に加えられるため、全ての能力は噛み合っているといえる。

 しかし、起動能力使用できるスペルが「コストの合計が2〜4の青か黒のスペル」に指定されているのがこのカードの難点である。
「スペル軸」の【ピルルク】で利用頻度が高い青のスペルコスト帯は1以下に集中しており、スペルに関しても有用なものが多いとは言えない。
 スペル使用する際に無色エナ2つを支払わなければならないというのもコスト的に重く、1ゲーム中に何度も使用することは期待できないだろう。
 またアタックフェイズ中でもスペル使用することに変わりないので、対戦相手使用タイミング【スペルカットイン】を持つ起動能力アーツ使用を許してしまう。
 高いコストを支払って使用したスペル効果《ブルー・パニッシュ》などで打ち消されれば目も当てられないので、使用の際は対戦相手のデッキタイプと残りのエナに注意する必要がある。

 なお、「コストの合計が2〜4」というのは他のカード効果などによって修正・変更されたものは含まず、カードに書かれた元々の数値を参照するため、何らかの手段でコストを軽減できるスペル使用するのが望ましい使い方だろう。

 の2色を要求するグロウコストは一見払いにくいように見えるが、無色エナを1つ含んでいるため、きちんとエナを1つ温存しておけばグロウに困ることはない。
 むしろピルルクにとって消費しにくいカードを消化する機会でもある。

関連カード

の合計コスト2〜4のスペル

 限定条件ピルルクを含まないルリグタイプを持つカードは除く

収録パック等

FAQ

Q:自動能力と使用したスペルの効果はどちらが先ですか?
A:あなたがスペルを使用したら自動能力がトリガーしますが、発動するのはスペルの処理が終わった後となります。

Q:【自】能力で、ダウン状態のシグニを凍結できますか?
A:はい、できます。

Q:起動能力の、コストの合計が2〜4のスペルとはどういうことですか?
A:そのスペルの左上に記載されているコストの合計が2〜4のスペルとなります。例えば《TRICK OR TREAT》は青×1、無×1でコストの合計が2ですので、そのコストを支払って使用できます。何らかの効果で使用コストが増減していてもそれは参照せず、スペル本来のコストのみ参照します。
  例1:使用コストが《青×2》まで減った《RECKLESS》などを使用することはできません。
  例2:コストの合計が2の《TORNADO》を選択後、《TORNADO》の効果で青0で使用することはできます。
  例3:《羅原姫 Ne》が対戦相手の場にいる状態でも、コストの合計が4のスペルを起動効果で使用できます。しかし、スペルを使用するために必要なエナは無×1増えて5となります。

Q:起動能力で使用されたスペルに、対戦相手は【スペルカットイン】できますか?

A:はい、スペルが使用されていますので、対戦相手は【スペルカットイン】のアーツや能力を使うこともできます。
Q:起動能力で使用したスペルが、対戦相手の【スペルカットイン】の《ブルー・パニッシュ》により、効果を打ち消されました。その場合、《コード・ピルルク VERMILION》の自動能力は発動しますか?
A:はい、スペルの効果を打ち消された場合でもスペルを使用したことにはなりますので、自動能力がトリガーし、発動します。

Q:対戦相手のルリグが《ミルルン・ティコ》の場合、起動能力を使用することはできますか?
A:無×2を支払って起動能力を使用宣言することはできますが、その後にスペルのコストを支払って使用することはできず、そのまま効果は終了します。


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Last-modified: 2020-12-14 (月) 22:26:21